因果な

因果な商売とは様々な不都合にあった場合、あきらめ、達観した己の現状を改めて実感したとき、ため息とともに吐き出す言葉。歌舞伎役者の配偶者が不幸にもなくなり、マスコミ各種で大々的に報じられている。他人の不幸はあげつらうものではなく、そっと見守るものと思っている。しかし、喪主たる役者はその務めもままならず、興行の場にいる。昔からの慣習で芸人、役者は◯◯の死に目に会えずと、周囲も暗黙裏に認めている。しかしこの風潮、なんとかならないのか?人間、様々な出会い、別れがあるが、身近な人間の死こそ二度とない最後の別れではないか。この機会にと生涯一度の興行を楽しみのお客も多勢いるだろう、しかし複雑な思いを胸に演ずる役者をみて、客の心中はどうだろう。◯◯の死にも関わらず、舞台を務めたと世間は誉めそやすだろうが。芸人、役者も人間である。ま、此度は旅立つ間際に立ち会えたと自らを慰めるしかないのか。

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