阿漕な

求める人がいて、答える人がいる、これで社会は回っていく。理屈はそうなんだが、この需要と供給の関係を、こすっからい手口で業績を伸ばしている業界の一つに、食べ物の出前配達を流行りの横文字で街中を走り回っているのがある。働き改革かなんか知らないが、時間が自由で、欲張らなければ、その日ぐらしに甘んじる人間にとってはいい仕事かもしれない。ひと昔、ふた昔前なら街の飲食店に出前を頼んでも特に出前料金は取られなかった記憶がある。それが何品以上、何千円以上が出前配達の条件になったのは承知だが、これは店側の人手不足でやむを得ないのかなと納得はしていた。今や出前代行業者の出現である。これも需要と供給の関係から見れば、文句言う事でもない。しかし、その代行業者が店側から受け取るマージンが、商品価格の約四割と巷の噂に聞くと、これなナンジャと言いたくなる。千円の商品で約400円である、此の400円のうち、配達員にいくらバックされているのだろうか、おそらく多くても半分以下だろう。業務に関わるトラブルは配達員持ちだとか、こんな商売を阿漕と言わないでなんと言うのか。人身売買が行われていた時代の女衒顔負けだろう。

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